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13.08.22《たなか雄一狼プロフィール Vol.2》

『ニワトリ★スター』の著者、たなか雄一狼さんの、プロフィール連載!なんとご本人に執筆していただいています!!
 
《たなか雄一狼プロフィール Vol.2》
幼少期の私は、何やら惚けたような状態の時が多かったようです。
幼稚園でも“風船男”というあだ名を付けられていたと母に聞かされました。
今さらながらですが、その侮辱的な命名に対し民事訴訟を起こしたほうが良いのか?という思いもありますが、そういった無粋はせずに、幼少期の淡く美しい想い出として、心の何処かにしまっておこうと思います。
小学校でも、常に半ズボンがズレ下がっていたようです。
ですが、それは当時の自分を振り返り自己分析をした結果、
近年の若者がジーンズを腰まで下げてはくルーズフィットの先駆けであったのではなかろうか?と思います。
 
その他に記憶にありますのは、
近所の公園で高学年の生徒が爆竹で遊んでいる光景を見たとき、
その爆竹の破壊力に、背筋に稲妻が走るほどの尋常ではない高揚感を覚え、
この兵器を我が手にすれば、日本史において名を刻めるのではないかという、坂本龍馬的な野望を抱いた事を覚えています。
なんとか上級生に媚び入り、爆竹の数束を手にしたのですが、
落ちていた犬の糞に爆竹を刺し爆破したところ、
自身の顔面に破裂した犬糞の破片を浴びるといった惨劇に見舞われました。
これが私の人生で初の“恥辱”という感覚を覚えた時であったと思います。
 
後は、小児ぜんそくを煩っていた時期があり、
学校に行けない日々がありました。
部屋に籠りがちな日々の中、唯一の楽しみが近所の酒屋さんの大将が飼育していたピラニアを分けて頂いた事がきっかけで始まった自室でのピラニア鑑賞でした。
子供特有の残虐性で、餌の金魚を与え、そのピラニアが金魚を獰猛に食する凶暴ながら美しい光景に、脆弱な自身の肉体のコンプレックスを投影し恍惚としていた記憶があります。
その当時、自身の中ではピラニアが地球最強の生物と狂信しておりましたが、
飼い猫リリーが部屋に侵入した隙に、片手でピラニアを救い出し捕食したようで、私が部屋に戻った際には、アジの開きのように片面だけ身を綺麗に失ったピラニアが床に転がり死亡していました。
私が始めて“弱肉強食”という感覚を学んだ時でありました。
 
(つづく)

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